車のガラスコーティングについて解説!
コーティングとワックスの比較
ワックスをかけることには、車の塗装面を保護する効果があります。
原料にはヤシ科の植物から採れる蝋が主に使われていますが、そのままでは塗ることは出来ないので溶剤で柔らかくしているのが特徴です。これを使用すると、埃や紫外線から塗装面を守りやすくする効果があります。
しかしワックスは、雨に降られてしまうと効果が薄くなるという難点があります。また塗り広げる際に際に、塗面に傷がつく可能性があることも気になるところです。
一方、ガラスコーティングはガラス質の被膜でボディの表面を覆う施工です。塗装が劣化するのを防ぐほか、傷をつきにくくする効果があります。硬い膜でコーティングをするため、傷がつきにくくなる度合の面で優れている方法です。
さらに雨に当たっても、効果が一度で大幅に無くなるということもありません。そのようなことからどっち方法でコーティングするか迷ったときには、ガラスコーティングを選ぶと良いかも知れません。
ガラスコーティングとワックス洗車の組み合わせは無敵?
ガラスコーティングを行った後、さらに光沢を増したり美しく仕上げようとワックス洗車を行う人も多いものです。
単純に考えれば非常に高い効果を生み出すと思うことも多いのですが、実際には逆効果となることが多いので基本的にはあまりおすすめできないものとなっていま
す。ワックスの材質によっては、ガラスコーティング自体を傷めてしまう原因となるので注意をしなければなりません。
ガラスコーティングは汚れが付着しにくくなるとともに、表面についた水滴を落ちやすくする効果があります。その上にワックスを塗ってしまうとワックスとガラスコーティングが密着し、化学変化を起こしてしまう危険性があるのです。
ワックスは短期間で劣化する性質を持っているため、これを前提に汚れ等を巻き込む性質もあり、コーティングに悪影響を及ぼしてしまうこともあるため注意をしなければなりません。
基本的にはワックス洗車は行わずに、水洗いによる洗車をこまめに行うことが最も良い方法となっています。